「BIFMA試験済みですか」は最も多いご質問で、最も曖昧でもあります。ANSI/BIFMA X5.1 は一つの合否スタンプではなく、構造試験と繰返し試験の一群で、座面機構は繰返し試験の多くで矢面に立ちます。部品を売る側は、このサイクル回数で生き死にが決まります。だからこそ、マーケティングの言葉ではなく実際の数値を知る価値があります。
機構が直面するサイクル回数
X5.1-2017(2022年再確認)では、機構とベースに負荷をかける試験はおおよそ次のように読めます。
- ロッキング機構試験(繰返し)— 30万回。ロッキングプレートにとって最大の試験です。チェアに荷重をかけ(試験報告ではしばしば102 kg/225 lb)、背を1分あたり10〜30サイクルで30万回リクライニングさせます。合格基準は使用機能を失わないこと。ロックはロックし続け、ばねは戻り続けねばなりません。
- 旋回試験(繰返し)— 12万回の360°回転。プレートだけでなく支柱ボアと軸受レースに負荷がかかります。
- 背の耐久(繰返し)— 12万回(タイプII/III)。背をプレートの背当てと溶接部に押し付けては放します。
- キャスター/ベース耐久(繰返し)— ベースと支柱が転動・衝撃のループを受けます(第16節)。
合わせると、機構とベースは、チェアが適合を主張できるまでに優に50万回を超える荷重反転を受けます。ベンチで問題なく見える鋳物でも、18万サイクル目で溶接が開くことはあり得ます。
それがプレート製作に意味すること
30万回のロッキングは強度の問題ではなく疲労の問題です。プレートは一度の押しで過負荷になって壊れるのではなく、応力集中部がゆっくり割れて壊れます。ですから当社のロッキング機構では、設計の労力は地味な箇所に注ぎます。背ブラケットがプレートに接する溶接の長さと溶け込み、鋭い内角の代わりに十分な丸み、安価なプレートなら2.0 mmで済ませるところに2.5〜3.0 mmの冷間圧延鋼。数百グラムの鋼材を足すほうが、二コンテナ後に市場での割れを説明するよりましです。
認証についての率直な一線
トレードオフと事実を申し上げます。当社はプレートをBIFMAとENの試験方法で製作し、最終構成での全サイクル試験は第三者試験所で手配できます。証明書をあらかじめ刷って部品を「BIFMA認証」とは呼びません。報告書は試験を行ったまさにそのチェア — 御社の背フレーム、御社のクッション、御社の肘 — にのみ有効だからです。二社が共に「BIFMA」と言えても、報告書の範囲を渡し、実際にどのサイクルを回したか読ませてくれるのは一社だけです。その範囲をお求めください。当社にもお求めください。
お客様が報告書を必要とされる場合は、代表サンプルで回すか量産品で回すかを早めにお決めください。納期が変わります。手配の進め方は品質と試験のページでご説明しています。適合の詳細(荷重等級、穴ピッチ、支柱ボア)は部品カタログにあります。
チェアの等級と目標使用者体重をお送りいただければ、必要なサイクル回数をどのプレートがクリアするか、試験予約がどうなるかをお伝えします。お問い合わせフォームから、または ztjdxs@hz-zhongtai.com へどうぞ。